free と強調のdo

「フリー」と聞くと「フリマ」「フリーマーケット」を思い浮かべる人もいるかな? 
「タダのお店、タダ同然に安いお店」と勘違いしている人も多いかもしれないですが、「フリーマーケット」の「フリー」はfree でなく、flea(ノミ(蚤))で、flea marketです。
もちろん、ノミを売っているわけではないよ。パリの各所で行われる蚤の市が有名かな。

最近日本でもエコフレンドリー、リサイクルブームで、しょっちゅうフリーマーケットが開かれるようになりましたね。


flea [fli: ] ノミ(蚤)、 ノミのように飛ぶ小虫(とるに足らぬ者(事)の象徴)
 I do honour the very flea of his dog. (Ben Johnson) 
      俺はあの人の犬のノミまでも尊敬する。
なんていう面白い例がジーニアス英和大辞典に載っていました。日本語で言う「爪の垢を煎じて飲む」でしょうか。
このhonour, honor は名詞では「名誉、尊敬、名誉となるもの」など、ここでは動詞として「尊敬する」の意味で使っています。


その前のdoは強調です。強調にはいろんな仕方があって、It is ,,, that という構文を使う( …に強調したい語句を入れる)方法や、強く読む、などもあるし、このように、疑問文否定文の部品としておなじみだったdoを入れて、「実際~なんですよ」「ほんとに~なんですよ」と強調するやり方もあります。この場合のdoは強調なので強く読まれます。(太字にしました)


例1)  

 I'm sorry, we don't have any tomato juice, but we do have  some orange juice.

(レストランで)すみませんがトマトジュースはおいておりません、オレンジジュースならございます。


例2)
"I do want to see you tonight, but the thing is that I have to work."
"I don't understand. You told me that you could take tonight off. I already made dinner reservations."


という、場面がとてもよく浮かぶ例も載っていました。
「今晩ほんとに会いたいと思っているけど、でも実は(the thing is)仕事をしなくてはならないんだ」
「理解できないわ。今夜は休みが取れるとあなたは言ったでしょう。食事の予約をもうしたのよ」


彼と彼女の会話でしょうか? 彼がdoを使って、「ホントに会いたいんだよ、でも…」とやむを得ぬ事情を説明しているけど、彼女には通じない様子。どうもこの後ケンカになりそうな気配ですね。


馴染みの関西弁にしてみると
「めっちゃ会いたいねん、会いたいのは山々ねんけど、あんな、仕事があってな…」
「え=、なんで=?! 今日やったら休める、ゆーたやん!せやしご飯予約いれたのにぃ~~~~!

(ー ー  *)」 
て感じでしょうか。


I don't understand=「理解できないわ」より、自分の馴染みの方言で考えてみると楽しいね。英語にもちょっと親しみわくかな? 


フリーから 話が逸れまくりましたが、それもfreeということで…。 終わり。


Chobinxと 楽しくまにゃぶ 英語・日本語

ハチワレねこのチョビちゃんと楽しく気楽に言葉の勉強

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